プリンチペッサ・クロティルデ号

プリンチペッサ・クロティルデ号は、イタリア王国海軍の第二級プロペラ駆動コルベットで、ジェノバで建造され、1864年8月10日に進水しました。1866年12月、プリンチペッサ・クロティルデ号は、極東の海域で行われる予定の長期航海の準備のための作業が行われました。この航海では、シャム王国とビルマの政府に対する外交任務を遂行し、中国でマジェンタ号の駐留艦としての役割を引き継ぎ、さらに、いわゆる戊辰戦争によって脅かされていた国家の利益を守るために日本に派遣される予定でした。船は1868年12月24日に横浜に到着し、数ヶ月間滞在しました。東洋の海域での滞在中、船はしばらくの間香港に駐留し、1869年11月末にはマカオに、1870年1月20日から25日にかけてはマニラに、そして同年5月5日から9日にかけてはザンボアンガに滞在し、その後、ボルネオとフィリピンの間の南シナ海のいくつかの小島を探検しました。プリンチペッサ・クロティルデ号は、極東の海域でほぼ2年間を過ごした後、1870年12月10日に帰国のため出発しました。約61,000海里を航海し、3年3ヶ月を海上で過ごした後、コルベットは1871年7月21日にブリンディジに寄港し、7月27日にヴェネツィアの海域に到着しました。この航海中、シャム、日本、ビルマとの商業関係が結ばれました。

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